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【データで見る】大学入学者の半数超が推薦系|総合型・学校推薦型選抜の最新動向と受験戦略

「大学受験=一般入試」はもはや前提ではない

大学受験と聞くと、多くの人が学力試験一発勝負の一般選抜を思い浮かべます。保護者世代の受験では、それが主流でした。

しかし、現在の入試状況はまったく異なります。総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜による入学者が、すでに全体の半数を超えているのです。

まず、実際のデータを確認しましょう。前提が変われば、受験戦略も変わります。


データ①:入学者の53.6%が推薦系

教育業界ニュース「ReseEd」が報じたところによれば、2025年度の大学入学者の53.6%が「総合型選抜」または「学校推薦型選抜」によって合格していることが、2025年11月26日に文部科学省の国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況調査で明らかになったとされています。同記事では、総合型選抜や学校推薦型選抜が入試の主流となりつつあると指摘されています。

半数超という数字は、「推薦は例外的なルート」という認識がすでに現実と合っていないことを示しています。


データ②:国公立と私立で大きく異なる

ただし、この割合は大学の種別によって大きく異なります。

文部科学省の令和6年度データを紹介したある解説では、総合型選抜・学校推薦型選抜による入学者の割合は、国立大学18.5%、公立大学30.5%、私立大学59.3%となっているとされています。

私立大学では約6割が推薦系で入学している一方、国立大学では2割弱にとどまります。志望校が国公立か私立かで、推薦系入試の位置づけはまったく変わるということです。

同解説では、文部科学省が「多様な人材育成」を目指して大学に入試方式の多様化を推進しており、高大接続改革の一環として総合型選抜や推薦型選抜の拡充を求めていることにも触れられています。


データ③:募集人員ベースの構成

入学者だけでなく、大学側が設定している募集人員の構成も確認しておきましょう。

文部科学省「令和5年度大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究」の資料によれば、大学全体では「一般選抜(57.5%)」「総合型選抜(12.2%)」「学校推薦型選抜(27.6%)」となっています。

種別ごとに見ると、同資料では「一般選抜」の割合は国立大学(79.7%)が最も高く、以下、公立大学(68.2%)、私立大学(52.6%)と減少するとされています。一方、「総合型選抜」の割合は私立大学(13.8%)が最も高く、以下、国立大学(6.7%)、公立大学(3.8%)と減少するとされています。

また同資料では、規模別の傾向として、「一般選抜」の募集人員割合は大規模校(62.2%)、中規模校(60.2%)、小規模校(49.9%)の順に低くなる一方、「総合型選抜」の割合は大規模校(7.9%)に対し、中規模校(12.8%)、小規模校(16.6%)と増加すると示されています。


データ④:総合型選抜は増加傾向

推移を見ると、変化の方向がはっきりします。

Z会の解説では、2023年3月末に文部科学省が公表した調査結果をもとに、2022年度入試で定員全体に占める一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜の割合はおよそ5:3:2であり、2020年度入試と比べると一般選抜と学校推薦型選抜の割合が減ったのに対し、総合型選抜は13.4%から19.8%へと大幅に増えたと説明されています。

つまり、総合型選抜の拡大が、この変化の主な要因です。この流れは今後も続く可能性が高いと考えられます。


データから読み取るべき3つのこと

①推薦系は「主要ルート」である

入学者の半数超という数字は、推薦系がもはや例外ではないことを示しています。「一般入試しか考えていない」という前提は、受験機会を自ら狭めている可能性があります。

②志望校の種別で戦略が変わる

国立志望なら一般選抜が中心(募集人員の約8割)、私立志望なら推薦系の比重が高い(入学者の約6割)。志望校の種別によって、推薦系にどれだけ力を入れるべきかは変わります。

③小規模校ほど総合型の枠が大きい

データが示す通り、小規模校ほど総合型選抜の募集人員割合が高くなります。「行きたい学校が中小規模の私大」であれば、総合型選抜は有力な選択肢になり得ます。


受験戦略への落とし込み

一般選抜を軸に、推薦系を「追加の機会」として組み込む

推薦系の拡大は事実ですが、「推薦だけに賭ける」のは危険です。総合型・公募推薦は不合格もあり得る選抜であり、結果が出るのは秋〜冬。落ちてから一般対策を始めるのでは間に合いません。

正しい設計は、一般選抜の学力対策を軸に続けながら、推薦系を「合格チャンスを増やす追加の受験機会」として組み込むことです。

評定平均は高1から積み上がる

学校推薦型選抜では評定平均が出願条件になります。評定は高1の成績から算入されるため、推薦系の「受験資格づくり」は高1から始まっています。日々の定期テストが、そのまま受験の選択肢を広げる行為になります。

志望校の入試方式を早めに調べる

同じ大学でも、学部・方式によって条件も時期も異なります。志望校が決まったら、募集要項で「どの方式が使えるか」「出願条件は何か」を早めに確認してください。


オンライン学習塾マスネットの受験サポート

マスネットは、志望校合格から逆算する完全1対1のオンライン個別指導塾です。一般選抜の学力対策を軸に、総合型・推薦系の志望理由書の掘り下げ・面接練習・小論文添削まで、受験全体の機会を最大化する設計をサポートします。

「推薦系を使えるか判断したい」「一般とどう両立すればいいか分からない」という方は、まず無料体験(受験相談)でご相談ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 大学入学者のうち推薦系はどれくらいの割合ですか?

A. 報道によれば、2025年度の大学入学者の53.6%が総合型選抜または学校推薦型選抜による合格とされています(文部科学省の調査に基づく)。

Q. 国立大学でも推薦系は使えますか?

A. 使えますが割合は低めです。令和6年度データを紹介した資料では、総合型・学校推薦型による入学者の割合は国立大学18.5%、公立大学30.5%、私立大学59.3%とされています。

Q. 推薦だけを狙うのは危険ですか?

A. 危険です。総合型・公募推薦は不合格もあり得る選抜で、結果が出るのは秋〜冬です。一般選抜の対策を軸に、推薦系を追加の機会として組み込む設計が安全です。

Q. 評定平均はいつから influence しますか?

A. 一般に高1の成績から算入されます。学校推薦型選抜の出願条件になるため、日々の定期テストが受験の選択肢を左右します。

Q. 中小規模の私立大学を志望しています。推薦は有利ですか?

A. データ上、小規模校ほど総合型選抜の募集人員割合が高い傾向があります。志望校の募集要項で具体的な枠と条件を確認してください。


まとめ

データが示すのは、大学入学者の半数超が総合型・学校推薦型選抜で進学している現実です。ただし国立18.5%、私立59.3%と種別で大きく異なり、志望校によって戦略は変わります。一般選抜を軸にしながら、推薦系を追加の受験機会として組み込む。そして評定平均は高1から積み上がる。データを知ることが、受験機会を最大化する第一歩です。


参照サイト・出典

  • 文部科学省「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」

  • 文部科学省「令和5年度大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究」

  • ReseEd(リシード)「【大学受験2025】総合型・推薦型選抜で53.6%入学…短大では9割近くに」

  • Z会受験情報ナビ「大学入試改革を経て 総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜はどう変化した?」

  • Between情報サイト「私立大学の学校推薦型選抜、入学者の6割が指定校推薦-文科省調査」

※本記事の数値は上記公表資料および同資料を引用した報道・解説情報に基づきます。年度により数値は変動します。最新の数値は文部科学省の公表資料および各大学の募集要項をご確認ください。